米国最大の民間医療システムの1つであるアセンションは、”サイバーセキュリティ事象 “と説明しているものを調査するため、システムの一部をオフラインにした。
米国の大手非営利医療システムとして、アセンションは19の州とコロンビア特別区で140の病院と40の高齢者介護施設を運営している。
また、8,500人の医療従事者を雇用し、35,000人の提携プロバイダーと134,000人の従業員を抱えている。2023年の総収入は283億ドル。
「5月8日(水)、一部の技術ネットワークシステムで異常な動きを検出しました。
「我々は直ちに対応し、調査を開始し、修復作業を開始しました。このプロセスを継続するため、一部のシステムへのアクセスが中断されています。
同医療機関はまた、ビジネスパートナーに対し、指示があるまでシステムへの接続を遮断するよう勧告した。
「慎重を期して、ビジネス・パートナーにはAscension環境への接続を一時的に中断することを推奨しています。私たちの環境に再接続することが適切であれば、パートナーにお知らせします」と非営利団体は付け加えた。
臨床業務に支障
アセンションは、この事故によって臨床業務にも支障が出たと付け加えた。現在進行中の調査で、中断の影響と期間を評価している。
また、サイバー攻撃について関係当局に報告し、マンディアントのインシデント対応専門家を雇って調査と修復プロセスを支援している。
広報担当者は本日未明、アセンションの公式サイトに掲載された声明を送った。広報担当者は、”これは進行中の事態であり、詳細が分かり次第、最新情報を提供する “と述べた。
先月、米国保健福祉省(HHS)は、脅威者がソーシャル・エンジニアリングの手口を使って、医療・公衆衛生(HPH)部門のITヘルプデスクを標的にしていると警告した。
これらの攻撃者は、従業員を騙して攻撃者の管理下にある新しい多要素認証(MFA)デバイスを登録させ、企業リソースへのアクセスを許可する。
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