Panera Bread

パネラブレッドが最近1週間にわたって停止したのは、ランサムウェア攻撃によるものだったと、この件に詳しい関係者や.NETが見た電子メールが伝えている。

ランサムウェア攻撃により、同社の仮想マシンの多くが暗号化され、データやアプリケーションにアクセスできなくなった。同社はその後、バックアップからシステムの一部を復旧させた。

どのランサムウェアグループがこの攻撃に関与しているかは不明である。このことから、攻撃者は身代金の支払いを待っているか、すでに受け取っているものと思われる。

パネラは、この障害と攻撃についてコメントを求める複数のリクエストに応えていない。

しかし、多くのパネラ社の従業員は、同社は何の情報も共有しておらず、同社の透明性の欠如と、攻撃でデータが盗まれたかどうかを懸念していると語った。

パネラブレッドは3月22日に大規模な障害を受け、社内のITシステム、電話、POSシステム、ウェブサイト、モバイルアプリに影響を与えた。システムがダウンしたため、従業員はシフトの詳細にアクセスできず、出勤時間を知るためにマネージャーに連絡しなければならなかった。

Panera Bread website outage
パネラブレッドのウェブサイト停止
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障害発生中、店舗は電子決済を処理できず、現金のみでの対応となった。さらに、リワードプログラムのシステムがダウンし、会員がポイントを利用することができなかった。

パネラ・シップ・クラブの会員は、月額14.99ドルを支払って加入していた飲み放題を利用できず、特に不満を募らせた。

2024年1月23日現在、同社とそのフランチャイズは、パネラブレッドまたはセントルイスブレッド社の名称で2,160のカフェを所有している。これらのカフェはアメリカの48州とカナダのオンタリオ州に広がっている。

この1週間、オムニ・ホテルも大規模なIT障害に見舞われ、予約の問題、2時間待ちのチェックインの列、ドアロックシステムがダウンしたためホテルの従業員がマスターキーカードで客を部屋に入れなければならないなどの事態を引き起こしている。

オムニ社は昨日、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。しかし、ランサムウェア攻撃も受けたことが判明した。