FBI、ロシアがランサムウェアグループを取り締まっていないことを指摘

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FBIは、ロシア政府が自国内で活動するランサムウェアグループを取り締まったという証拠は見当たらないとコメントしました。

FBIのポール・アベイト副長官は、AFCEA InternationalとIntelligence and National Security Allianceが主催するパネルディスカッションで、「我々が見たところ、ロシア政府がロシアで活動しているランサムウェアグループを取り締まったという兆候はない」と述べました。

また、アベイト副長官は起訴されたサイバー犯罪者を含めロシア国内で活動していると思われるサイバー犯罪者に対して、米国は「支援と協力」を求めてきたが、何の見返りも得られなかったと述べました。

アベート氏の発言は、ジョー・バイデン大統領がプーチン大統領との一対一の会談でランサムウェアグループの取り締まりを要請したことを、ロシアが無視しているとする米政府高官のコメントとしては、これまでで最も強いものとなっています。

バイデン大統領は重要インフラのリストをプーチン大統領に提示し、これらの組織はサイバー攻撃の対象外であると警告しました。また、ロシアを拠点とするサイバー犯罪者に攻撃された場合、米国が対応すると公言しました。

クリス・イングリス国家サイバー局長は、ロシアを拠点とすると考えられるデジタルグループ「REvil」が再びネット上に現れた後に「危機を脱したと言うのは早計だと思う」と述べています。

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