アメリカの脅威インテリジェンス企業であるRecorded Future社は、ロシア政府によって「望ましくない」組織として指定された最初のサイバーセキュリティ企業となった。
ロシア当局は、レコ-デッド・フューチャー社に「望ましくない」というレッテルを貼り、国内でのすべての活動を事実上禁止した。
ロシア検察庁は水曜日のプレスリリースで、同社(誤って外国の非政府組織と表現されている)はロシアを標的にした西側のプロパガンダキャンペーンに技術的支援と情報を提供しているため禁止されたと述べた。
「RFの従業員は、インターネットのクローズドセグメントを含むデータの検索、処理、分析のサービスを提供している。
「彼らはサイバー脅威を専門とし、CIAや他国の諜報機関と積極的に交流している。彼らは、西側諸国がロシアに対して展開するプロパガンダ・キャンペーンに情報と技術的支援を提供している」。
さらに、レコーデッド・フューチャーは、ウクライナにロシア軍の活動に関するデータを提供し、ロシアの団体や資産に対してサイバー攻撃を仕掛けるために必要なツールを提供したことでも告発されている。
“この組織はロシア軍の行動に関するデータの収集と分析に参加している。ウクライナの専門家に、ロシアに対する攻撃的な情報作戦の準備と実施に使用されるプログラムへの無料アクセスを提供している」とロシア検察庁は付け加えた。
同社はロシアの制裁に対する公式声明を発表していないが、レコーズド・フューチャーのクリストファー・アルバーグCEOは、自らが率いる「非政府組織」に「望ましくない」ステータスが与えられたことを称賛し、「人生には、めったにない褒め言葉もある。人生にはめったにない褒め言葉もある。
世界最大の脅威インテリジェンス企業」と自称するレコーデッド・フューチャーは、75カ国以上から1900を超える企業や政府機関を顧客リストに持つ。9月、このサイバーセキュリティ企業は、決済大手のマスターカードに26億5000万ドルで買収されることを発表した 。
本日未明、レコーデッド・フューチャーの広報担当者に問い合わせたところ、コメントは得られなかった。
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