LastPassによると、昨日約12時間にわたって発生した障害は、Google Chromeエクステンションのアップデートが原因だったという。
昨日の午後1時(米国東部時間)ごろから、LastPassのユーザーは突然パスワード保管庫にアクセスできなくなり、アカウントにログインできなくなった。
LastPassの顧客はRedditやTwitterで、この障害や、保存した認証情報を取得できないこと、サイトにログインできないことへの不満を爆発させている。
“オフラインログインでさえ機能しない。私の家族は1Passwordに移行している」とRedditに書き込んだ。
「インフラに不測の事態を想定していないなんて信じられない。この問題が解決されるまで、私は基本的にすべてのウェブサイトから締め出されてしまいます」と別のユーザー。
米国東部時間午後8時頃、LastPassはこの問題を解決したと発表した。
「LastPassのステータスページには、「本日未明に行われたクロームブラウザ拡張機能のアップデートにより、弊社のバックエンドインフラに負荷の問題が発生したことをエンジニアが確認しました。
“私たちはこの問題に対処するために懸命に働いており、解決に向けて積極的に取り組んでいます。”
金曜日の間、LastPassは新しいステータスを更新し続け、パフォーマンスが安定し稼動するようになったと述べた。
しかしながら、6月6日のアップデートをインストールして以来、LastPassにログインできない、または特定の機能が使えないというユーザーからの苦情は今日まで続いており、この障害は当初言われていたよりも長く続いていることがわかる。
「前回のアップデート以降、Chromeが使えません。自分のデータ保管庫にはアクセスできるのですが、その中にあるサイトを起動することができません。Launch “ボタンをクリックしても何も起こらない!”とChromeウェブストアのレビューにある。
Chrome拡張機能にどのような変更が加えられたのかは不明だが、同社のオンラインサービスに影響を与えるということは、拡張機能があまりにも多くのリクエストを作成し、実質的にプラットフォームをDDoSしていることを意味するのだろう。
更新 6/7/24: この障害について、LastPassは以下の声明を発表した:
LastPassをご利用のお客様には、本日未明に行ったChromeブラウザ拡張機能のアップデートにより、バックエンドのインフラに負荷がかかり、ログインの問題や製品の遅延が発生している可能性があります。LastPassのエンジニアリングチームは、可能な限り早くこれらの問題を解決すべく、積極的に取り組んでおります。ログインや待ち時間の問題が発生している製品コンポーネントの最新情報や詳細につきましては、LastPassステータスページをご覧ください。
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