ベルギーのリエージュ市、ランサムウェア「Ryuk」の被害に

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ベルギーの第3の都市であるリエージュ市は、ランサムウェアの攻撃を受け、同市のITネットワークおよびオンラインサービスが停止したと発表しました。

Ville de Liège
Site officiel de la Ville de Liège

攻撃を受けて、同市の市民権や人口サービスのほとんどが停止していると、リエージュ市当局はホームページで発表しています。

職員が市のITネットワークにアクセスできないため、市役所、出生登録、結婚式、埋葬などのサービスの予約がキャンセルされています。

また、イベント許可証や有料駐車場のオンラインフォームもダウンしているとのことです。

リエージュ市当局は、今回の事件を「コンピュータ攻撃」としか説明していませんが、ベルギーのラジオ・テレビ2局は、今回の攻撃がランサムウェア「Ryuk」の仕業であると報じています。

リエージュ市のサービスやプログラムの一部が、コンピュータ攻撃を受けて現在アクセスできなくなっています。これは、特に地区のタウンホールの場合です。

リエージュ市の自治体に対する攻撃は、決して珍しいことではなく、地方都市のネットワークがランサムウェアに狙われるのは、多くの場合、最高級のセキュリティや新しいIT機器を購入する余裕がなく、少人数のITスタッフで旧式のサーバーやPCなどを運用していることが多いためです。

最近では、米国のタルサ市が攻撃を受けましたが、それ以前にも、ランサムウェアグループは、ハックニー(ロンドン)、アトランタ、ボルチモア、デンバー、ノックスビル、ニューオーリンズなど、米国の大都市の中心部を攻撃していました。

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